川口荒川ふれあい祭りにて、茶道で集う仲間達と一緒に茶席の設営をさせていただいた
埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
日曜日。今日は数年ぶりに開催された川口荒川ふれあい祭りにて、茶道で集う仲間達と一緒に茶席の設営をさせていただいた。3年前は台風、それ以降はコロナで開催することができなかったが、その前までは毎年開催していたお祭りである。ゴルフ場を開放してのお祭りはなんとののどかで良い雰囲気だ。
ゴルフ場で抹茶?の疑問はあったものの、緑の中でお茶をいただくという嗜好は案外喜んでいただける方が多かったようだ。かつて秀吉が北の大茶会を開催したのも屋外だったが、こんなに自由にお茶を楽しむことができるならば来年以降も参加しても良いかもしれないなと思ったところである。お茶会というと豪華絢爛な道具を取りならべ、特別に許された人だけが参加するというイメージがある。なんとなく敷居が高いような、近づきにくいようなそんな世界だと思っている人はとても多いし、現にそんな階級意識の如きものが蔓延っている世界であることも事実だ。今回僕たちが行なったのは、お祭りでお菓子と合わせて三百円、敷居も何もないとても親しみやすいものである。好きな人が誰でも寄れる、現に小学生の子供たちが百円玉を握りしめて来てくれたりもしたくらいに身近な茶道を振る舞っていると、なんとなく川口市らしい文化のあり方だなあと感じた。