川口市にある旧本町通り商店街の街づくりの会
15時、川口市にある旧本町通り商店街の街づくりの会、「川口URAROJI計画」を発足するための会合を開催した。メンバーはますいいリビングカンパニーとアライ商店さん、地元商店街の浜田さん、川口市役所の小川さん、芸術家集団のアプリュス代表の高田さん、そして建築家の佐藤研吾さんだ。16時に商店街の入り口に集まり、まずは街歩きをすることに。こんなにゆっくりとこの道を歩いたことはなかったなあと思いながら、気になる路地を入っていくと、その奥に牛乳屋さんがあって、その前で子供たちが遊んでいたりするのが面白い。奥のほうにあるお屋敷には議員さんの邸宅があったりするのだが、そこには使われていない家があったりするので街づくりのイベントなどの際にはご協力いただけそうだ。浜田さんが所有している蔵の中もご案内いただいたけれど、初めての人はたいそう感動していた。浜田さんは今から40年くらい前から街づくり活動をしている方で、この蔵を利用してレストランを経営したり、ギャラリーにしたりの試みをすでにやってきたのである。今では個人の楽しみの場となっているギャラリーだが、とても魅力的な場所なのだ。
一行はますいいリビングカンパニーで現在工事中の、アライ商店さんが運営するシェアハウスの現場見学へと進んでいった。このシェアハウスは町に根付いている醸造文化を広めるための若者が集う拠点として運営される予定である。現場に関する説明をしたら場所の移動である。移動の途中、おばあちゃんが一人でやっている小さな乾物屋さんを見つけた。佐藤研吾君が目ざとく中に入っていって、いろいろと楽しそうに会話を始めた。さすがに石山修武先生の弟子だけあって、こういう場面での機転はかなわない。心から尊敬できる数少ない後輩なのである。おまめさんとふりかけを購入して皆で分け合う。なかなかにおいしそうなおまめさんである。今日焚いたというからきっとホクホクだろう。お会計の時に、早く辞めたいのよねえ、と言いながらもニコニコ顔で合った。こういう交流が楽しいんだろうなあ、だからこそ辞めたくてもやめられないんだろうなあと思いながら店を後にした。
川口駅近所の焼鳥屋さんで懇親会を開催。まずはスタートである。焼き鳥を食べながらお酒が大好きな浜田さんと、酒屋さんのアライさんと、だんだんに会話も弾んでくる。僕もお酒は大好きなのでこれは最高のメンバーである。参加したみんなが街づくりについて熱く語りだした。昔の試み、将来への展望、何ができるかわからないけれど今よりももっと良くしたいと思いながら行動すれば、きっと今より良くなるはずだ。次回は具体的なアイデアを出し合いたいと思う。なんだか楽しくなってきたのだ。