ますいいの勉強会
2019/06/11
今日は17時よりますいいの勉強会を行った。4つのテーマに沿って5か月間にわたり行ってきた勉強会も今日で最後である。次回は発表と好評ということで一つの区切りを迎えることとなる。勉強会のテーマは以下の4つだ。
・川口裏路地計画
旧市街地である川口市本町エリアを中心とした街づくり。銅板葺きの外壁を持つ洋品店など魅力的なスポットを抽出し、それぞれに対してリノベーションなどの可能性を探る。その土地にあるアイコンとなるような意匠をちりばめることで、町に眠っている歴史的な価値を再出させる。
→このテーマではこのエリア内でのシェアハウスの設計を行いながら、そのプロジェクトが街の活性化につながるような仕組みを考えている。その仕組みがシェアハウスの意匠を造る要素となることを目指している。
・寺院や神社に対して建築ができる事
寺院を構成している要素に対して建築が役立つことができる可能性を探る。
→塀の工事を予定している寺院で実際に取り組む計画のスタディーである。ただ単に塀を作るのではなく、地域住民や檀家が集うことができるような仕組みとすることはできないか、道行く人が寺に興味を持ってくれるような仕掛けのある塀とすることはできないかなどのスタディーを行っている。また、それ以外の部位についても檀家とともに取り組むことができる事例を生み出すことを目指している。
・建築におけるプロダクトデザイン
→ベニヤ板や段ボールなどの素材を利用して実際に1/1モデルを造る。
・新しいシェアハウスの形を考える
→職と住をうまく組み合わせた形の提案を目指す。
どのテーマも普段かかわっている実際のプロジェクトと関連しているので、リアリティーを持った検討ができるし、そのアイデアを実際のプロジェクトに落とし込むことでさらに魅力的な建築を造ることにつながるであろう。日常の仕事に忙殺されながらも、たまにはこうしてアイデアを絞ることに意識を割くことはとても大切なこと。今日も有意義な時間を過ごすことができたと思う。