増井真也 日記 blog

日々の犬の散歩でも早朝のジョギングでも近寄ることができてこその地域資産だと思う

2022/09/30

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
今日は建築士事務所協会の全国大会に参加するために熊本県に来ている。ここ2年間はコロナで開催できなかったので久しぶりの参加だ。熊本は20年ほど前に熊本アートポリスの建築アイデアコンペに参加するために現地調査をしたときに訪問したことがあるのだが、今回はとても久しぶりに訪れる。街の雰囲気も一変、こんなに栄えていただろうかの印象の違いである。熊本地震で大きな被害を受けた熊本城もだいぶ修復が進んだようだ。どこからでも見ることができる街に聳えるシンボルとしての建築があるというのはいいものだと思う。特に大きな地震の後だけに、この建築物が復興の証として意識されることだろう。ここにもまた人々の心の支えとなる建築を見ることができた。

熊本城の周辺は観光地化されており、あるラインから先へは営業時間内しか近寄ることはできないようになっている。このような規制を設ける手法はたまに見かけるのだけれど、僕はあんまり好きではない。例えば皇居周辺でコレをやったら・・・。心の支えとなる建築は特別であって特別でない、つまりは人々の日常に溶け込む場所であってほしいと思う。日々の犬の散歩でも早朝のジョギングでも近寄ることができてこその地域資産だと思うのに、営業時間中しか近寄れなかったり入場料が必要になったら地元の人は行かなくなってしまうだろう。多くのコストをかけて多くの叡智を集結した建築だからこそ、誰でも近寄ることができるものとしてほしいものだと思う。

地球環境変化に追従する改修工事はとても大切だと思うのである

2022/09/27

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
今日は東京都北区にてリフォームを検討中のSさん打ち合わせ。10年ほど前に建築家の設計によって作った住宅を部分的に改修したいとのご相談である。1階は大きな二つの土間スペースで構成されており、中央部にはロフトまで通じる階段が貫通している。2階はワンフロアー全て一体となるおおきなLDKとなっていて、吹き抜けを介してロフトと繋がっていた。今回の計画では1階に子供室を作ったり、外壁のメンテナンスを行ったり、はたまたお風呂のFRP防水のトップコートをやり直したり、ガラス壁の一部を木製の壁にしたり、ちょっとずれてしまっている化粧梁の接合部を補強したり、かびが生えてしまっていそうな石膏ボードの中身を点検したり・・・。ここ10年で世界の気象条件は大きく変わっており、それに伴って住宅に求められる性能もだいぶ高くなったように思える。だからこそ地球環境変化に追従する改修工事はとても大切だと思うのである。

引き渡し式での感謝状贈呈

2022/09/26

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
今日は埼玉県さいたま市にて作ったAさんの茶室のを行った。工事に関わってくれた職人さんにも声をかけ、ますいいのスタッフも全員集まっての式である。式ではAさんから僕たち工事関係者に対して感謝状を発行してもらう。その感謝状には一言ずつメッセージを書く欄があって一人一人に向けた言葉をいただくことになっている。

もちろん通常のオープンハウスのように建物の解説もするのでスタッフ達にとったら最高の研修となる。左官仕上げの種類、各所の収まり、素材の使い方、実物を見ることは何にも勝る勉強だ。

僕たちはお客様のために家づくりを行っている。目の前に使う人がいることが他の大規模建築とは違い住宅に携わる何よりもの魅力である。引き渡し式では施主の生の声、しかも建物を建ててくれてありがとうという声に触れることができるのである。これこそが僕たちの生きる意味といっても過言ではないくらいの最高の宝物なのだ。写真はAさんから大工の本間さんへの感謝状贈呈式だ。いい大工といい設計、そして良い材料があればいい家が建つ、コレは僕の口癖だ。本間さんは本当にいい大工である。なんだかちょっと涙がでてしまう、とても嬉しい瞬間であった。

縦1910ミリ✖️横955ミリ

2022/09/21

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
今日は淡交社さんのインタビュー取材を受けた。淡交社というのは裏千家という茶道の流派に関連した会社で、作動関係の書籍や道具を販売したりの活動を通して茶道文化を普及する会社である。僕が今作っている埼玉県さいたま市の茶室についての取材ということで色々とお話をする機会を頂戴したというところである。
茶室というのは普通の住宅建築とはちょっと違うところがある。まず一番はモジュールの違いだ。茶道で使用する畳というのは京間サイズを基本とする。これは僕たち関東人が慣れ親しんだサイズよりも一回り大きいもので、具体的には縦1910ミリ✖️横955ミリとなる。江戸間の畳と比べると縦方向で約10センチも大きいので体感的には全く別物のような感じがするものだ。
何でこんな細かいことにこだわるのかというと、それは茶道の色々な決まり事は畳の目の位置で表されたりするからである。それに僕のように体が大きな人の場合はやっぱり京間の方がゆったりしていて良い。
畳の大きさが違う、ということは910モジュールにも影響する。つまりは柱の割り付けが変化してしまうのだ。日本の建材はベニヤをはじめとして多くのものが910✖️1820を基準として作られているから、このモジュールの違いは新建材系の家づくりには向いていないこととなる。僕は国産木材や無垢材、左官仕事を中心とした家づくりをしているのであんまり関係はないのだけれど、サイディングとボードの家づくりだとこれはだいぶ大変だったりもする。こんなふうにものづくりはなかなか奥深いものなのだ。

好きな雑誌に掲載されたのを見てきてくれた方とはなんとなく気が合うものなのである

2022/09/20

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
埼玉県さいたま市の別所沼にほど近い住宅街の一角、そこは昔からアーティストさんたちが好んで暮らした場所である。別所沼の公園にはヒヤシンスハウスなる小さな古屋が展示されており、文化的な香りが漂うとても良い雰囲気の街だ。そんな街に建つ古い木造住宅の庭にあるアトリエを改築したいというご相談を受け、現地を視察させていただいた。現場には古い木造住宅と立派な庭がある。庭にはこれまた古い小屋のようなものがあり、いろいろなものが収納されている。この小屋をひとを招いたり、好きなことをしたりのスペースにしたい。庭の緑が近くにあって、まるで半分外にいるような場所にしたい。なんとも面白そうな魅力的なご相談である。Yさんはチルチンびとという雑誌を見て僕の元を訪ねてくれた。好きな雑誌に掲載されたのを見てきてくれた方とはなんとなく気が合うものなのである。

大きな意味を感じさせる装置としての建築の可能性は昔も今も変わらないような感じがする

2022/09/17

今日は九段下にて会合に参加した。駅を降りてしばらく歩くと靖国神社がある。帰りがけ、夕日に染まる神社の鳥居を見た。何とも綺麗な光景である。なかなかお参りに来ることはないけれど、かつての戦争で亡くなられた方々の慰霊に対しての感謝の思いを感じる瞬間だ。こういう心を揺さぶるようなイコンとしての建築は既に存在し得ない時代となったと言われるが、果たしてそうであろうか。日常のスケール感から外れ、大きな意味を感じさせる装置としての建築の可能性は昔も今も変わらないような感じがする。いくらバーチャルの世界が進化してもやはりリアルには叶わない。だって人はリアルに生きているのだから。

いつの頃からか建築は既製品のそっけない集まりと化し、アートは実生活からかけ離れた高嶺の花となった

2022/09/16

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
今日は東京都北区にて以前造った木造耐火建築のアパートに玄関の雨除けを設置した。素材は軽いアルミ角材を使用し、ポリカーボネイトの透明版を屋根とした。これで玄関先が濡れなくて済むようになる。やはりちょっとした距離でも濡れてしまうのは不便なもの。暮らしている皆様が喜んでくれれば良いと思う。
ちなみに玄関ドアの周辺にくっついている亀さんは川口市に昔住んでいた彫刻家の高野さんの作品である。高野さんの彫刻作品は川口市民なら一度は目にしたことがあると思う。スロータイムというアパートメントの名前にあうような、ゆったりとした彫刻が欲しいとオファーしたところテラコッタの優しい亀さんをいくつも造ってくれた。オーナーさんの優しさを表現するとても良い雰囲気に仕上がっていると思う。
建築とアートは昔から共存してきたものだ。いつの頃からか建築は既製品のそっけない集まりと化し、アートは実生活からかけ離れた高嶺の花となった。アートとは何のためにあるのか、それは人の暮らしを豊かにしたり、人が何かを考えるきっかけとなったりするためである。建築にアートを取り入れるには僕たち建築家側からの発想が大切だと思う。だからこそこれからもアーティストさんたちとの協働を意識していきたいものである。

何とかして光を取り込む計画を作ることが大きなテーマだ

2022/09/15

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
今日は東京都新宿にあるリビングデザインセンターオゾンにてSさんの家のプレゼンテーションを行った。この計画はSさんのご実家があった敷地に、新たな暮らしのための住宅を新築するというものである。敷地はすぐ隣に10階建ての高層マンションが建ってしまい、直射日光はごく限られた場所からしか差し込まないという条件である。このマンションが建てられる以前は駐車場として更地だった。更地から10階建て、、、突如現れた壁の如き存在感なわけだから、何とかして光を取り込む計画を作ることが大きなテーマだ。今回は3つの提案と模型を作成しプレゼンさせていただいた。今後の作業が楽しみである。

ヤジマのキッチン

2022/09/12

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
朝9時に事務所を出発。今日は埼玉県川口市にて設計中のNさんの家のキッチンの打ち合わせをするために、小金井にあるヤジマさんを訪問した。ヤジマのキッチンは僕の自宅でも利用してるくらいのお気に入りである。元々はステンレス屋さんから出発したということであるが、ますいいが作る住宅の雰囲気にとてもよくあうすっきりとしたデザインが良い。写真は僕の自宅のキッチンである。タイルとマッチする扉の面材の色合いやバイブレーション仕上げのステンレス天板がとても良い雰囲気となっている。

自然素材の家づくりの空気環境測定

2022/09/10

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
今日はますいいの自然素材の家づくりの空気環境測定を行った。調査を行ってくれたのは、近畿大学医学部の東教授、東京工業大学環境社会理工学院建築学の鍵教授、中京学院大学看護学部の立木教授、工学院大学建築学科の柳教授他一名である。医学、カビの調査、心理学、空気環境などさまざまな面での錚々たるメンバーが集まって、住環境研究の調査をしてくれている。調査は引越し前のアパート、新築時の住宅、そして今回住みはじめて1年が経った後の環境を測定し、そのあとは冬にもう一度調査を行う。それぞれの環境変化と、住まい手の健康状況やストレス度などを分析し、自然素材の住宅がいかに暮らしやすいかの実証を目指しているのだ。
この家のクライアントのお嬢さんは引っ越しをしてアトピー性皮膚炎がほぼ改善した。以前住んでいたアパートは結露やカビが酷かったことを考えると、おそらく住環境の影響がもたらした変化だと思われるだけれど、こういう感覚的な事象だけではどうも説得力がないのも事実だ。感覚的なことだけれどでも深刻な事象につながることというのはたくさんある。例えばストレスを感じ続けると癌を発生させるなどがそれである。そういう感覚的なことが原因となり、長い時間をかけてある現実を作り出した時、それが体にとって悪い状態だと病名がつく。もちろん全ての要因を取り除くことはできないけれど、家づくりで改善できることはなるべく改善していきたいと思うのである。

大切な出来事に携わらせていただいているのだという自覚を持って、しっかりとした仕事を提供することを心に誓う

2022/09/08

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
今日は現在設計中のOーアパートメント新築工事の地鎮祭を取り行った。神主さんはいつもお願いしている川口氷川神社の宮司鈴木さんである。Oさんご家族をはじめ、総勢11名ほどの参加者で、ギリギリ雨も降らない中で執り行うことができ何よりであった。
地鎮祭に参加すると、やっぱり家づくりは当事者にとってはとても大きなものなのだなあと実感する。僕たちにとっては日常の風景だけれど、お客様にとっては一生に一度か二度・・・、そんなに多くあることではない。そういう大切な出来事に携わらせていただいているのだという自覚を持って、しっかりとした仕事を提供することを心に誓う、僕たちにとっての地鎮祭はそんな機会でもあるのかもしれない。神主さんが土地に神様をお呼びして祝詞をあげる、そして神様を送り届けると、なんとなく心が晴れ晴れとする。僕たち日本人に染み付いた何かが、そんなふうに心の洗浄を思わせてくれるのだろう。

お客様の大切なお金を山で働く人々にお届けすること

2022/09/05

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)

奈良県の吉野の山に杉の木を伐りに行った。吉野というところはとても山深い。なんか他の山とは違う雰囲気があるなあと周りを見渡すと、ここには太い木が多いことに気がつく。なんで太い木が残っているのか?山に生えている木を効率的に伐ろうと思えば、その斜面の木を全て伐り出すことが良いのだが、それでは太い木は育てることができないから、吉野では間引きをするように伐採をする。だから自然と太い木が残ることとなって、山の深みを生み出すのだという。私たちは5代前野ご先祖さまのおかげで木が伐れる。だから私たちも5代先の子孫のために木を残すのだという山主の言葉がとても印象的だった。この日選んだ木は樹齢140年ほどの杉である。木をきるとその切り口から水分が滲み出す。季節によっては吹き出すように見えることもあるそうだ。それはまるで怪我をした時の血飛沫のよう、木も生きているんだなあの感の瞬間であった。国産材を使うことは日本の山を守ることにつながる。昨今の自然災害も山をきちんと整備すれば防ぐことができる物も増えるだろう。山との直接取引は山で働く人々に収益をもたらす。それはとても良いことだと思う。僕はこれからも山から直接ものを買いたい。お客様の大切なお金を山で働く人々にお届けすることが、何世代にもわたって良い家を作り続けるためにとても大切なことであると思うのである。

1000万円で家を建てたい!!

2022/09/03

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
午前中は埼玉県さいたま市にて新築住宅を検討中のMさんご家族打ち合わせ。今回土地の契約を行い、新たに購入した土地に新築住宅を検討しているところである。今日は銀行提出用の図面と見積書についてのお話をさせていただきながら、住宅のイメージについて共有することができた。次回からの提案を進めていくことを楽しみにしたいと思う。

午後、ローコスト住宅を設計中のSさんご家族打ち合わせ。17坪ほどの狭小住宅を1500万円ほどのローコストで挑戦するべく設計作業を進めている。多くのセルフビルドを取り入れながらの現場となるわけだけれど、そもそも自分の家は自分で作りたいというSさんだからこそ、きっととても良い家ができることだろう。ますいいリビングカンパニーの家づくりではこれまでもたくさんのセルフビルドを取り入れてきた。
下の写真はログハウスをセルフビルドで作ったIさんの事例である。Iさんは東京都で初めて就農を認められた方である。マンションに暮らしながら毎日畑に行くという生活をしているときに、お子様たちからお母さんたちはいつも広々としたところでお仕事をしていていいなあの声をかけられたらしい。自分たちは農家をしているけれど、子供たちは狭いマンションではなんか違う、ということでご相談があったわけだ。はじめのご相談は1000万円で家を建てたい!!であった。
なんとなく断れない、つまりはますいいの理念にあっているなあの感を感じたので、ともに家づくりを始めた。本職の大工さんは十人工、あとはIさんが自分でやった。セルフビルドの限界はその人次第。これからも挑戦する人の応援団として取り組んでいきたいと思う。

ますいいリビングカンパニーの実験住宅

2022/09/02

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
ますいいリビングカンパニーの実験住宅がいよいよ着工した。この住宅はベニヤを用いない完全な自然素材で建築している。もちろん材木は100%国産材、奈良県の吉野の木を使用している。柱と土台には檜を使用、梁は杉を使用した。屋根はガルバリウム鋼板、外壁にはモルタル+ジョリパット仕上げを採用した。
この住宅の設計にあたっては環境ソフトを使用した温熱環境趣味レーションを行うことで、冬場の無暖房室の最低温度や、各室の換気回数なども示している。LCCMを満たすことで高性能な省エネ建築としたわけだが、この結果がどのように運用されるのかは今後の調査の対象とする予定だ。年内完成を目指して進めていく予定である。

手作りかまどでサラメシ

2022/09/01

今日から新入社員の久保くんが出社している。中途採用の好青年、現場などの経験もあり期待している。僕は社員とその家族が幸せになることができる会社を運営したいという思いで会社を運営している。会社は社会の公器である。だからこそ社長一人の人生の為に会社があるなどとは考えてはいけない。それに社員自身が幸せと感じる状態でなければお客様を幸せにすることなどできるはずがないのである。僕たちの使命は「もっと自由に家を作ることで、お客様に家づくりを楽しんでいただくこと」である。「家づくりで大切な人生を束縛されるのではなく、自由な家づくりを思いっきり楽しんでいただきたい」という思いから、ますいいリビングカンパニーはスタートした。それを実現する為には、社員自身が満足できる環境が必須なのだ。久保くんも多いにますいいリビングカンパニーを満喫してもらいたいものである。

左官職人の小沼さんにかまどをいただいた。もちろん小沼さんが手作りで作ったかまどだ。お米を3合、お昼のサラメシのときに炊いてみた。スタッフ一同大いに喜んでくれた。手作りかまど、とても貴重なプレゼントに感謝したい。

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