今日は朝7時ごろ家を出て、静岡県松崎町にあるなまこ壁通りの2棟の蔵の改修工事の打ち合わせに出向いた。先日、石山先生のご縁でますいいリビングカンパニーが購入した蔵の壁の補修をワークショップ形式で行うことで、左官の伝統技能の継承を行うとともに、松崎町の風景を後世まで残そうという取り組みである。さらに、2000年代に石山修武先生が早稲田大学で行ったA3(アーティスト・アーキテクト・アーティザン)ワークショップも合わせて遂行する予定である。このワークショップは、建築家や芸術家、左官や大工を目指す技能者が混在してデザインを学ぶことで、普通の学校ではできない教育を行うものである。2000年代に行われた活動からは、古民家のデザインができる左官型工務店を営む加村さんや、建築の設計を生産手段を持ちながら行っている家成さんなど面白い人材が巣立った。今日は町側からは、当時石山先生と一緒に伊豆長八美術館の建設に関わった森さんや左官職人の高橋さん、大工さんの岩沢さんに、基礎屋さんの山崎さん、さらには町役場の方々が参加してくれて協力を申し出てくれた。いよいよ本格的に動き出す。皆様楽しみにしていてほしい。