セルフビルド

セルフビルドとは?

自分の家は自分でつくる。自由な家づくりを行うために、これはとても大切なことです。 自分の家をセルフビルドするということは自分の中にある理想の家や暮らしを見つめ直すことであり それを語り合うことでありそして、実際に自分の時間と体を使って作業することです。 でも、すべての作業を自分でやるのは不安ですよね。 そこで、できるところだけを抜き出してやる。 ますいいのような施主参加型の家づくりをしている建築家集団とパートナーになり不安を一緒に解決しながら、作り上げていくそんなセルフビルドをお勧めします。 家づくりは最高に面白い!

セルフビルドの最大のメリット

1:記憶に残る家づくりが出来ます

セルフビルドに興味があるということは、ものづくりが好きな人が多いかと思います。
家族で時間をかけて作り上げる時間は、かけがえのない時間となります。
家族だけでなく、友人などを集めて行うお施主さんも・・・。
この左官のムラは「自分のこだわり」とか「このペンキを塗った時は、子供をおんぶしながら塗った」とか「何件も回ってお気に入りのタイルを探し、キッチンに貼った」とか
きっと、家づくりの思い出を、思わず誰かに語りたくなってしまうはずです。

2:メンテナンス/簡単な工事がセルフで出来るようになる

セルフビルドを通して、プロに教わりながら、実際の作業をしながら様々な技術を習得することができます。さらに、ここにはこの材料を使ったという素材の知識も身につきます。
デッキを長くきれいに使うメンテナンスの方法
DIYの技術まで習得してプチリフォームを自身で行うお施主さんも・・・
家は完成して終わりではありません。
暮らしていくうちに、変化していくものです。
セルフビルドをすると、メンテナンスやDIYも楽しめる暮らしへと日常が変化します。

3:コスト削減につながる

本来職人さんにお願いをするところを自分で作るので、コストの削減につながります。
それと同時に、職人さんのスピードの速さと技術の高さにも驚くはずです。
自分はセルフビルドが得意だと気がつく場合もあります。
思ったよりもセルフビルドが進まないと気がつく場合もあります。
セルフビルドをすることで、コストを削減しつつ日本の職人さんの技術を体感することに繋がります。

DIYで家を作る タイル貼りキッチン編

セルフビルドでお手軽、憧れのおしゃれキッチン仕様に!

水回りや火気が伴う場所として使うキッチン料理をしたり、お皿を洗ったりと、日常の中では生活の場所として要になる場所ですよね。
種類も豊富でデザインが自由に選べるタイルは、自分好みのキッチンにするには重要なアイテムのひとつです。
お掃除しやすいキッチンパネルを、汚れに強い目地材を併用したタイル貼りにする方も多くなっています。
タイルは一般的に傷がつきにくく、単体での経年劣化による損傷はほとんどありません。
長持ちするもの、組み合わせ方の自由さと手軽さから、多くの人がDIYなどで親しみを持っています。
ますいいではキッチン周りの設計としてこのタイル貼りを織り交ぜたセルフビルドなどを行なっています。

DIYで家を作る 左官編

柔らかな表情を持つ「漆喰」

左官工事とは、土やモルタル、、漆喰などの壁材を、主にコテを使って壁塗りする工事のことです。仕上げに用いられる壁材は自然由来のものが多く、環境に優しく、省エネにも期待できると近年注目を集めているのです。
セルフビルドとして大変人気のあるもので、自身の家を作り上げていくときにその思い出にもなるため、いつかこの家を作ったことを思い出したときに、実りあるものになることと思います。

DIYで家を作る 左官編

漆喰の原料は石灰。お城や蔵の外壁に使われており、とても強い素材です。
塗るときは、壁に化粧を施すように丁寧にフラットに。
冴え渡るような白さの漆喰をインテリアに取り入れると、リビングから注ぐ光が壁にあたって光沢が生まれ、漆喰のコテむらがはっきりと浮かんでいます。

DIYで家を作る 和紙すき、和紙はり編

和紙で空間を包み込む。

和紙は日常生活の中ではあまり馴染みのない素材かもしれませんが、障子や襖など、住宅の中にもひっそりと存在する和紙は日本の歴史の古くから住まいの中に強く根付いているものなのです。今回はmasuiiが実際に行なった和紙を利用した空間の魅力をお伝えしようと思います。

和紙で壁を作ることって?

漆喰や木材仕上げ、最近ではビニールクロスなどが内装の仕上げ材として一般的ですが、一風変わったオリジナリティ溢れる和紙の仕上げは、とても趣のあるものとなっています。
和紙は柔らかい風合いで目にも優しく、お部屋の空気の清浄や湿度の調整にも効果があり、またエコロジーという観点からも好まれる方が増えています。

和紙染め

和紙は製造の過程で染める作業(和紙染め)を行いますが、セルフビルドの一環としてお施主さん自身の手で行うことも可能です。和紙の染め方には様々ありますが、柿、くり、クルミ、よもぎ、藍などその時季のものを使った伝統的な染め方で漉いています。
和紙は、楮(こうぞ)を原料とする日本独自の生産方法です。丁寧に漉(す)かれた和紙は、紙の原料や漉くときの厚みなどによって、さまざまな美しさを持ち合わせています。
また、手すき和紙は洋紙に見られないほど保存性が高く、品質の良いものでは、“1000年はもつ”とも言われています。

和紙はり

藍染によって仕上げられた和紙ですが、染める時間・温度・湿度などによって和紙の色合いが変わってきます。色むらとして異なる色合いを貼り合わせることで、オリジナリティ溢れる壁仕上げになることだと思います。

DIYで家を作る 塗装編

壁のペイント

ますいいで内装材の仕上げによく使っているのが、ポーターズペイント塗料です。
オーストラリアで生まれた体に優しい水性ペイントで、世界中から取り寄せた最高の素材による原材料から朝食に至るまで、全て自社スタッフによるハンドメイドで製品化しており、ペイントの質にレベルの高いこだわりを持っています。
仕上げも専用のイノシシの印毛を使って塗り、独特の風合いや表情がでるのが特徴です。

CHALK BOARD PAINT

ペイントしただけで黒板になる「黒板塗料」です。チョークで書いたあとは、布で拭き取るだけで綺麗になります。黒だけでなく、色のバリエーションは全18色。
子供部屋の壁を楽しいお絵かきのキャンバスに、リビング・キッチンの壁をメニューボードとして使うことができるようになります。
ぜひ、セルフビルドとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

木材を長持ちさせる蜜蝋ワックス

masuiiで手がけている住宅として、木造住宅の例が多く挙げられますが、自然素材の木を長持ちさせるために様々な工夫が施しています。
未晒し蜜ロウワックスの塗膜は「蜜ロウ」というやわらかなロウで膜をつくるため、木ならではの働きをそのまま生かします。また、木の内部にエゴマ油が浸透することで、木目が深くなり経年と共に木に表情がでてきます。

木材の深み、伝統的な柿渋塗装

柿渋(かきしぶ)は、渋柿の青い未熟果を潰し、圧搾してできる液体を発酵させて作られており、壁をラワン合板や、シナ合板で仕上げる時に使うことをおすすめしています。
柿渋の色は褐色、独特の匂いを持っているのが特徴ですが、木・布・紙と等の染料や補強材・防腐剤・防水剤として使われている日本の伝統的なものです。
柿渋の歴史は長く、日本では平安時代の下級侍が来ていたとされる「柿衣」の染料として日本における長い歴史を持っています。

DIYで家を作る 版築の塀編

版築を造る

版築(はんちく)とは、土を建材に用い強く突き固める方法で、繰り返し押し固めることで積層させ、堅固な土壁や建築の基礎部分を徐々に高く構築する工法です。
繰り返し上から重ねることで、地層のような壁となり、土が層をなしている表情が素朴な味わいを出していること土の枠を当てていたつるっとした質感がよいコンクリートなどに比べ柔らかい表情を持っているなどなど、、、
版築ならではの味わいを好んでいるほとが多いようです。
もともと石灰分を多量に含んだ微粒子から成りこの工法に著しく適した黄土が広く堆積した黄河流域で古代から用いられ、特に発展を見せた工法なのです。