都心の一角に、女性おひとり暮らしのための小さな家を作りました。
水廻りを一列に並べた家事動線や、ぐるりと回遊できるプランのおかげで、13坪とコンパクトながらも使いやすい間取りとなりました。このプランは建主様と一緒に試行錯誤してできたものです。また天井を片流れ屋根に合わせたひと続きの勾配天井とすることで、窮屈さを感じさせない空間にもなりました。
大事にされている梅の木の下を通る玄関アプローチ、ご実家で使われていた掘り炬燵のある小上がりの畳の間など、新居ながらも落ち着く雰囲気が感じられます。
多くの時間を過ごす畳の間やキッチンからは、窓を通してお庭の緑を望むことができ、居心地の良い家となったと思います。