屋久島に移住する老夫婦のための小住宅です。ダイビングを趣味とする夫妻が楽しむことの出来る大きな土間を真ん中に配置し、その左右にリビングと寝室の棟を配置しています。リビング棟は2階の高さを持ち、そこには吹き抜けとロフトが作られました。梁組みには屋久島で取れた杉をふんだんに利用し、内外部の壁仕上げにも杉板を利用しています。南側には大きなテラスが配置されていて、雨の日でも楽しむことの出来る心地よい空間となっています。屋久島の大工さんと二人三脚で作り上げたこの家は決して奇をてらうことのない、心地よい家に仕上がっています。