郊外の閑静な住宅地に建つ21坪の小さな住宅です。
ご夫婦と2人の女の子のために、コンパクトながら居心地の良い住まいを計画しました。
1階の玄関は、南側の庭に面した広い土間スペースとなっています。
玄関となる土間スペースは、庭へとつながるリビングの延長として、趣味やくつろぎの場、また遊び道具の収納場所など様々に利用されます。
スケルトン階段が浮かぶ土間スペースは、視覚的にも、限られたリビングの床面積に広々とした開放感を感じさせる空間になっています。
冬季は南面の大きな開口部から差し込む日照をコンクリートの土間床に蓄熱し、輻射熱による暖房の機能も果たします。
天井や壁の多くは構造材のあらわしとなっており、ローコスト化とともにDIYによる棚のやハンモック等の取り付けが容易に行えるようになっています。
2階の子供室は将来2室に分割することが可能なしつらえとし、お子様の成長にあわせ、様々に変化していけるよう計画しました。
漆喰の壁面はご家族によるセルフ左官工事により行われました。
DIYによる庭の造園も予定されており、お引渡した後も、ご家族とともに成長していく住まいとなっています。