三軒茶屋駅から徒歩数分に建つ木造3階建ての住宅です。
玄関を入り、まず目に入ってくるのが木造力桁階段です。
準防火地域に指定されているこの地域では、木材で階段をつくろうとすると様々な規定がかかってきますが、木材の厚みを6㎝以上にすることで防火の規定をクリアしています。通常の階段よりも厚い段板が力強さを感じさせる階段となりました。
2階は階段を上がった先に、ヘリンボーンの床のスタディスペースとフロア全体を使ったLDK。
LDKの上部半分が吹抜となっており、南側の掃き出し窓から温かい光を、北側のハイサイド窓から安定した光を取り込み、1年を通して明るく気持ちの良い空間になっています。
キッチンは奥様こだわりのつくり。杉板の引き出し、水栓やレンジフード、タイルなど、1つ1つに気を使い、温かみのあるキッチンとなりました。
お施主様には毎日のように現場へ足を運んでいただき、パテ作業、漆喰塗り、デッキ材の塗装。たくさんのセルフビルドに参加していただきました。
1つ1つをご自身で仕上げたこの家は、とても特別なものになったのではないでしょうか。