午前中は埼玉県さいたま市にて検討中のSさんの家の第1回プレゼンテーション。道に面した横長の土地に建つ4人家族とお母さんのための住宅である。ぎりぎり2階建てで造ることも出来そうだし、床面積に余裕のある形で3階建てにすることも出来るから、まずはそのどちらが良いかのスタディーのための打ち合わせを行うことにした。プランは二つ、2階建てとそれよりも10坪ほど大きな3階建てである。二つのプランを見比べながら、それぞれの好きなところを拾い出していく。まだ今日決めるのは早すぎるから、次回はもう少し広げた2階建てを考えてみることにした。
なんで階数にこんな風にこだわるかというと、それは準防火地域だからである。3階建てにするには準耐火建築物にしなければならず、その場合は木造の木組みを現しにすることがやりにくくなってしまう。木が好きな方にはこれは建築の魅力の一つを失うような感覚にもなるわけで、だからこそ慎重にスタディーをして方針を定める必要があるのである。
午後、東京都世田谷区にてますいいリビングカンパニーが行っているお寺の塀のワークショップに参加した。この現場は町田分室の田村君が担当していて、分室のOBのお客様もたくさん参加してくれている。もちろん近隣住民の方なども参加してくれているようで、総勢40名ほどであろうか、大変にぎやかな会となっていた。僕も1時間ほど木づちでこんこんの作業を行ったが、これはなかなか楽しいの感である。版築という土を突き固めて作る塀の技術を実際に現場で披露するのはますいいでも初めてのこと。協力してくれた職人さんたちにも感謝感謝である。
このプロジェクトはお寺さんの活性化のプログラムの一つとしてますいいが提案したものだ。ますいいではこのほかにも数多くのプログラムをカタログ化している。知恵を絞り体を動かして、檀家さんや地域の方々の役に立つことこそ、現代社会に求められるお寺の姿だと思う。そのための一助になればよいと心から思うのである。