埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
研修3日目。今日は朝早起きをして鹿児島中央駅前のホテルから桜島まで蒲郡の小林住建社長の小林さんと一緒にジョギングをした。小林さんはトライアスロンを趣味とするアスリート、僕はたまにジョギングの一般人、当然僕のペースに合わせていただき、たまに歩きも交えながら桜島まで4キロほどの道のりを楽しんだ。桜島は現在進行形で噴火している活火山である。今日も山頂付近の火口からはモクモクと噴煙が上がっている。鹿児島の人は桜島がいつも見えているから心が堂々としているということを聞いたが、確かに存在感がとてつもなく大きい。ただの山ではない、生命のようなものを感じるところがそう言われるのかもしれない。
午後、知覧に行った。僕は初めての訪問である。ここは特攻隊が飛び立った飛行場があったところで、今では多くの特攻隊員たちによる手記が展示されている。その多くはお母さんに宛てたもので、国を守るために自ら進んで犠牲になる志を勇敢に書き記しているものが多かった。今の時代を生きる僕たちには計り知れない思いであるが、当時欧米列強に追いつかなければの思いで必死に生きた日本人にとっては当然としなければいけなかった辛い思いなのであろう。語り部のお話が聞けるというので部屋を移動すると、60歳くらいの初老の方がお話を聞かせてくれた。特攻隊の生き残りのお話かと思っていたのでちょっと残念だったが、考えてみれば生き残りの方はすでに90歳を超える高齢、そういう生の声が聞ける時代は終わりを告げているのかもしれない。
ウクライナの戦争のニュースを目にすることが少なくなってきた。ある状況がしばらく続くとそれが日常のように感じてくる。中国が台湾に対してプレッシャーをかけている状況が続くが、日本もこれに対して防衛費を増やす方向に進み出しているようだ。こういう少しづつの動向が向かう先はいったいどこなのか?人類の叡智は平和の継続を実現することはできないのだろうか。少なくとも歴史はNOという答えを示しているが、この先は過ちを繰り返さずに進むことができるような一人一人の思いが大切なのだと思う。

