ホーム 増井真也日記 進行中のKさんの家の現場管理。

増井真也日記

進行中のKさんの家の現場管理。

2020/11/09

朝一番、埼玉県川口市にて進行中のKさんの家の現場管理。今日は大工さんが耐力壁の施工などを行っている段階である。木造住宅の場合上棟から1か月くらいは、構造や外壁周りなどの工事を中心に進めていくのだ。この現場の玄関ドアは木製建具を使用する予定である。明日は大工さんが会社の加工場に来て玄関の枠を加工する。材料は栗材、栗は腐りにくい素材なので玄関などにはとても向いた素材なのだ。

禅というのは「深く考える」というような意味らしい。この禅が伝わる前には止観という概念があった。観とは見るという事。そして止は「心を静かにすること」を意味する。この概念が鑑真和尚が伝えたという。この偉人は日本人の僧たちに焦がれて日本に仏教を布教するために来た方なのだが、渡航に成功するまでに5回も失敗し、足掛け12年もの歳月を要した。そして難破の際に失明までした。そうまでして日本にわたり、とある概念を広めたのである。このエピソードは小学校の教科書にも出ているものだけれど、改めて書いてみるとそれはいかに実行することが難しいことかという事に気が付かされる。人はいつから貨幣という価値の為だけに働くようになってしまったのだろうか。様々な職業がそうなってしまったとしても、少なくとも人間が暮らす場を造るという建築という仕事は、貨幣を得るためだけに行うようなことではないと思うのである。

TOP▲