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増井真也日記

設計中のMさんの家の打ち合わせ

2019/06/22

14時より世田谷美術館にて石山修武講演会に参加。この講演会は世田谷美術館で開催中の企画展に合わせて開催されるもので、60年代ごろの学生運動のころに起きていた高山建築学校という運動に関するものである。今でもアリマストンビルの岡さんなどの手によって運営されてる建築学校だけれど、昔はもっと激しい人たちであふれていた。その一人が石山先生だったというわけだ。会場には町田分室の田村君と水原さんも来ていたが、総勢200名ほどであろうか、楽しい時間を過ごすことができた。講演のテーマは「高山建築学校の小野二郎、その後、ウイリアムモリスのアイスランドの旅・サガへの関心を中心に」というものであった。サガというのはモリスによる造語らしいけれど、つまりは風景の中にある何気ない地方や国柄や人柄などを示すようなものであるらしい。日本の原風景における祠とか、お地蔵さんとか、大きなご神木にまかれたしめ縄とか・・・。きっとそういうものたちだと思う。モリスが人の手による造形をテキスタイルなどの作品にして、それを産業にしたように、今の時代におけるサガがあふれている地域があるとすればそれはネパールである。僕も2回ほどネパールに足を運んでいるけれど、ここには世界のサガを造ることができるのではないかと思うような人的資源があるのだ。話の最後はネパールに関する紹介で締めくくられていた。僕自身も心してかかりたいと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下世田谷美術館HPより
ある編集者のユートピア
小野二郎:ウィリアム・モリス、晶文社、高山建築学校
開催概要
編集者にしてウィリアム・モリス研究家の小野二郎(1929-1982)が生涯を通して追い求めたテーマがユートピアの思想でした。弘文堂の編集者を経て、1960年には仲間と晶文社を設立、平野甲賀の装幀による本が出版社の顔となります。一方では明治大学教授として英文学を講じる教育者でもありました。晩年には飛騨高山の高山建築学校でモリスの思想を説き、そこに集った石山修武ら建築家に大きな影響を与えました。W・モリス、晶文社、高山建築学校の3部構成で小野二郎の”ユートピア”を探ります。

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