今日は東京都新宿区にて設計中のFさんの上の打ち合わせ。実施設計の終盤戦ということで、各界の平面図・展開図・立面図などを用いて開口部の種類やガラスの仕様などについての細かな打ち合わせを行った。住宅においては開口部というのは特別な意味を持っていると思う。窓の開け閉めほど日常の中で数多く繰り返す動作はないだろうと思うし、そこから見える風景や風の心地よさなどは住宅の住み心地を左右するといっても良いくらいに大切な要素だ。取り付ける位置によっては防犯性などにもかかわることとなる。
例えば1階に配置する窓の場合、外に向かって開く窓を付けてしまえば防犯のための面格子を取り付けることができなくなってしまう。面格子を付けることなく防犯性を確保しようとすればスリットタイプの細い窓のようなものを選択するしかないだろう。もしくはハイサイドライトのような配置にして、侵入しずらい高さにするという方法もあるかもしれない。
窓の開け閉めのしやすさや耐久性というのも気になるところだ。上げ下げ窓の場合は、重力にさからって動くタイプなのでストッパーが弱くなってくるとどうしても固定できなくなる故障が起きがちである。ジャロジー窓の場合はくるくる回す取っ手の部分が取れてしまうなどという故障が起きやすい。メーカーの保証期間は1年で切れてしまうけれど、住宅は50年くらいは住むことになるのだから、やっぱり故障しにくい部材を選択したほうが良いに決まっている。
という具合に窓についての考察というのはなかなか奥が深いのである。3時間ほど打ち合わせて終了した。次回は見積もりである。工事に向けて着々と進んでいきたいと思う。