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増井真也日記

裏千家の地区大会に参加

2019/05/18

今日は裏千家の地区大会に参加するために、神奈川県の箱根湯本まで足を運んでいる。小田急線のロマンスカーで行くのかと思ったら、湘南新宿ラインで赤羽から小田原まで行けるということを初めて知った。あんまり普段電車を利用しないでいるとこういうことに自然と疎くなってしまうものである。便利な世の中になったなあなんて自分が言うとは思わなかったけれど、まさにそんな感覚を覚えた。

会場につくと早速いろいろな会合に参加した。ここにいる先生方はみな真剣に茶道の普及のために勤めている方々なのであろう。僕なんかが底に肩を並べているのは少々不自然なような気がしているのだけれど、まあこれもご縁である。

ミニ講演会で、益田鈍翁なる茶人の話を聞いた。この名前は益田孝という経済人の号で、明治期の有名な近代茶人の一人であるとともに、三井物産の代表として近代日本を代表する経済人でもあった。生まれは寛永年間、江戸時代末期である。佐渡島で生まれ東京に出て、今の明治学院大学にあたる学校で学んだ後に幕府の中で職を得たそうだ。明治維新後は政府に勤めるも、野に下り経済人の道を歩んだという。何とも波乱万丈の人生があり、その中期に茶道に身をゆだね、小田原の地を拠点に近代の茶道を興したというのが面白い。小田原にどんなご縁があるのかは知らぬが、そんな小田原でこのように茶人が集うのもまた趣があるような気がするのである。箱根の強羅公園というところに増田鈍翁が造った白雲洞という茶室群がある。この中に白鹿湯というお風呂があるのだけれど、箱根の溶岩地帯をおそのまま利用した岩風呂がなかなか面白い。こういう建築は作ろうと思ってもなかなか作れないものである。自然の地形を取り入れる建築に懸け造というものがあるが、この岩風呂はまさに懸け造のように自然に寄り添う建築である。

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