今日は堀部くんと一緒に現在埼玉県さいたま市にて設計中の茶室についての打ち合わせを行った。土曜日にしては珍しく時間があったので、一日中のスタディーである。昨今の家づくりではプレカットと言って、工場で構造部材を加工することが普通なのであるが、工場加工をするということはそのための加工図を正確に書かなければならないということで、そのチェックはなかなか大変な作業となる。プレカットを考えるということは、その結果出来上がる意匠が決まっているということなのだが、コストダウンのためにその意匠変更案も考えながら進めるというのはとても時間がかかる作業だ。目標とする予算、作りたいデザイン、機能、性能、クライアントの思い、さまざまな要素に思考を巡らせながら何かの結論を求めていく作業は、明確な答えがあるのではなく、どれだけ粘って良い場所を見つけ出すことができるかというとても曖昧な作業である。
プレカットの図面を見たり、意匠図を見たりを繰り返しながらふと時計を見るといつの間にやら1日が終わっている。1日という長い時間がこんな風に過ぎていくことはなかなかないけれど、考えて見れば設計というのはそれくらいに楽しい仕事なのであろう。