埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
今日は淡交社さんのインタビュー取材を受けた。淡交社というのは裏千家という茶道の流派に関連した会社で、作動関係の書籍や道具を販売したりの活動を通して茶道文化を普及する会社である。僕が今作っている埼玉県さいたま市の茶室についての取材ということで色々とお話をする機会を頂戴したというところである。
茶室というのは普通の住宅建築とはちょっと違うところがある。まず一番はモジュールの違いだ。茶道で使用する畳というのは京間サイズを基本とする。これは僕たち関東人が慣れ親しんだサイズよりも一回り大きいもので、具体的には縦1910ミリ✖️横955ミリとなる。江戸間の畳と比べると縦方向で約10センチも大きいので体感的には全く別物のような感じがするものだ。
何でこんな細かいことにこだわるのかというと、それは茶道の色々な決まり事は畳の目の位置で表されたりするからである。それに僕のように体が大きな人の場合はやっぱり京間の方がゆったりしていて良い。
畳の大きさが違う、ということは910モジュールにも影響する。つまりは柱の割り付けが変化してしまうのだ。日本の建材はベニヤをはじめとして多くのものが910✖️1820を基準として作られているから、このモジュールの違いは新建材系の家づくりには向いていないこととなる。僕は国産木材や無垢材、左官仕事を中心とした家づくりをしているのであんまり関係はないのだけれど、サイディングとボードの家づくりだとこれはだいぶ大変だったりもする。こんなふうにものづくりはなかなか奥深いものなのだ。
