埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
左官土間の仕上げにはいろいろなものがあるが、僕は洗い出し仕上げという手法が好きだ。石とセメント・石灰等を混ぜ、塗り付け、鏝でしっかり伏せこみ、セメントが硬化する前に表面のセメント分を洗い出し、中の骨材を表す。いわゆる昔からある定番の黒磯仕上げもあれば、石の種類を調整すれば三和土風の柔らかい表情にすることもできる。こういう仕上げは均質にならないのが良い。なんでも均質な工業製品が多い時代、職人の手の跡が残る仕事、つまりは職人によって仕上がり具合が異なるような仕事はとても価値があると思う。呼び名は同じでもついた師匠や癖などにより微妙に仕上げが異なるからこそ、オンリーワンの良さがあるのだ。
下の写真はますいいの本社庭の洗い出し仕上げの風景だ。スタッフたちが職人さんに教えてもらいながら体験しているが、ラフ仕上げであればセルフでも挑戦が可能な仕上げだと思う。
