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増井真也日記

永源寺町まで足を運んで

2019/08/16

今日は永源寺町まで足を運んで日登美美術館とヒトミワイナリーを訪れた。50歳半ばまで大阪のアパレル商社を営んでいたオーナーが、社長業を引退して始めたワイナリーである。バーナードリーチとの交流が深かったことから300点以上のコレクションがあり美術館まで作ってしまったそうだ。美術館が収められている特徴的な建築も面白い。誰が設計したのか知らぬが、設計者も施工者もだいぶ苦労した後がにじんでいる作品である。

リーチの作品は、僕から見るといわゆる民芸の陶芸であるように感じた。六代乾山に弟子入りし、柳宗悦による影響を受けて、陶芸の道を古き良き中国宋時代や日本の民芸の中に見出したリーチの作品は、その後の棟方志功らにも影響を与えたというから面白い。民芸とは人々の暮らしに結び付いた機能と美の融合である。この考えは工務店機能を兼ね備える建築家集団が設計する住宅という形にも通じるものがあるような気がする。こういう民芸作品が時を経て美術館に展示されているのを見ると、ものづくりはやっぱり一生をかけて行う価値のある行為だなあと思うのである。

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