夏季休暇中日。滋賀県の実家はエアコンが一台しか設置されていないのだけれど、舗装されている道路が少ないせいか、はたまた気持ちの良い風が吹いているせいか、エアコンなしでも何とか過ごすことができる。以前に安藤忠雄氏が、東京都に風の道を造るという計画を発表していた記憶があるけれどあれはいったいどうなったのだろう。今のところ知る限りではそのような本格的な計画がなされているという話は聞いたことが無いけれど、そもそも風の道を造るなどという大それた都市計画がそうそう実現するはずもないのであろう。例えば農地だったところが宅地造成されたりという具合の都市の成長などの場合、一度膨らんでしまえばそれを元に戻すのは拡大するよりも数倍の苦労を必要とする。だからこそ滋賀県のように自然が多いところでも、慎重に農地の宅地化などの開発を進めていって欲しいと思うのである。
特段やることもないしとにかく暑いから外に出歩きたくもない。というわけで早朝に1周5キロほどの以前からなじみの道をジョギングしたり、近所の公営プールに行って泳いだりという具合に、普段はなかなかできない運動をする日々を過ごしている。これはこれでとても贅沢な時間である。ぷっくらと膨らんだ稲穂が揺れる田んぼに沿って歩いていると、なんだか甘い匂いがしてくる。イノシシが荒らした跡がくっきりとまあるく踏みつぶされていたりする様子を見るのも面白い。シラサギが強風の中を優雅に飛んでいたりもする。道にはめったに車が通ることもないし、そんな道には多くの虫たちが自分の家のように過ごしている。とにかく田舎なのである。