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増井真也日記

埼玉県川口市にて作った避難観測所の引き渡し式

2022/10/12

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
夕方、埼玉県川口市にて作った避難観測所の引き渡し式を行った。この建物は木造2階建ての住宅の横に鉄骨造の柱の上に建つ小さな小屋を作ったものである。埼玉県の川口市という町は荒川の氾濫時には4mを超える浸水被害が予測されている。この家にはもうすぐ100歳になるおばあちゃんが暮らしているのであるが、いざというときに避難所に逃げることができるかどうかの不安がある。そこで一時的に在宅避難できる施設を作ろうということになった。まず第1に垂直移動である。押し入れの中にチェーンブロックで吊り上げることができる箱を設置し、非常時にはここに車椅子ごとおばあちゃんを入れて垂直移動をできる装置を設置した。(チェーンブロックはあくまで荷物用である。普段は人のためには利用できない。)この装置、初めはもっと簡易的にモッコという包み込むタイプのものにしていたのだが、箱に改良したことで乗りごこちはだいぶ改良された。それで2階に移動したら、次は避難観測所への移動だ。スロープを使い窓の上に上がって、観測所に移れば一安心というわけだ。こんなところに避難しなければいけない状態が起こらないことを祈りつつ在宅避難の一つの答えとして作らせていただいた。最後の引き渡し式を無事に迎えることができてよかったと思う。

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