午前中、事務所にて各プロジェクト打ち合わせ。
午後、東京都豊島区にて新築住宅を検討中のHさんと顔合わせ。ゼネコンに勤める女性のHさんは、当然ながら建築の事はとてもよく知っているかたである。設計事務所やゼネコン、ハウスメーカーと言った建築のプロがますいいに依頼してくれるケースというのは実はとても多くて、おそらくすべてのご依頼の半数くらいはこのケースに当てはまる。「もっと自由に家を作ろう」「自分の家は自分で作る」と言ったますいいの理念は、クライアント自身の家に対する強い思いを実現するためにあるのだけれど、そもそもそういう強い思いというものを持つ人種というのは、家について学び、理想を抱くに至ることができる人たちであり、だからこそ建築を学んだことがある人達が来てくれるのだと思う。
Hさんは民泊のような家を欲しいという。民泊というのはそこに住みながらにして年間180日くらいを上限として旅行者などを宿泊させる施設だけれど、本当に宿泊施設を運営するような思いがあるのかと伺っているとそうではなさそうなニュアンスを感じた。友達が集まる場所であり、自分自身もそこに必ず毎日帰るわけではないようなあいまいな家のような場所、こうした表現を重ねていくうちになんとなく新しい人の暮らし方への模索をしているのかという風に感じた。都会の暮らしのスタイルは多様である。この多様性をシェアハウスのようなスタイルで実現しようというプロジェクトもある。そのプロジェクトでは同業種をテーマにしたり、酒などの嗜好品をテーマにすることを考えている。多様な暮らし方はもしかしたら住宅の形をも変える可能性があると思う。面白いテーマなのである。