今月の住宅特集は平屋という選択というテーマである。平屋というのはとても贅沢なもので、広い敷地があって、平屋でも十分に必要となる部屋を納めるプランを作ることができることが条件となる。そしてもしそれが奇跡的に可能であったとしても、2階建てよりもコストがかかってしまうという点もクリアする必要がある。建築のコストの中で多くのウェイトを占める基礎工事と屋根工事の面積が、2階建てと比較して約2倍ほどになってしまう時点でコストアップをしてしまうことは必然であるのだ。
埼玉県寄居町に造った寄居の家では平屋を採用している。大きな敷地にL字型の平屋とし、茶室・LDK・3つの個室群を配置した。写真は外観と茶室の様子である。玄関には淡路島で造られている瓦を敷き込み和の雰囲気を感じさせるホールとした。茶室は普段は家族のだんらんの場として利用されているが、炉を切っているので本格的な茶会を行うことも可能だ。平屋という選択、僕自身もとても好きなのでまた作ってみたいと思う。

