10年ほど前に建てた二つの中庭のある家を見て、こんな家を建ててほしいというご連絡をいただいた。場所は横浜の郊外、竹林に面する敷地である。猫と暮らすご夫婦のための小さな住宅を建ててほしいということである。
猫と暮らす家、なぜか僕は猫や犬と暮らす家を設計することが多い。その理由は明確にはわからないけれど、使っている素材が猫も喜ぶ自然のものが多いからだと思う。猫と暮らすということで特別な何かをしようと思うことはないけれど、自分も気持ちが良いと思うもの、例えば杉無垢材の床板などは猫にとっても気持ちが良いものだし、人にとって気持ちが良いプライバシーの保たれている中庭は猫にとっても外敵の心配のいらない天国のような場所である。
二つの中庭の家では敷地の目の前にあるハローワークという施設からの目線を考えて、中庭を採用した。中庭というキーワードについては、敷地条件などによってその重要度が変わるので、あくまで今度の敷地に合わせて計画すれば良いと思うが、人が心地が良いと感じる素材については注意深く大切にしていきたいと思う。自然の素材で囲まれる空気感については今度作ったますいいのモデルハウスで体感することができる。興味のある方はぜひお越しいただきたい。
