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増井真也日記

リフォームを検討しているMさんご夫妻打ち合わせ。

2021/06/19

午前中、中古住宅を購入してリフォームを検討しているMさんご夫妻打ち合わせ。今日は目星の物件があるというよりは、一般的なお話を聞きたいという感じだったので中古物件を購入する際の考え方についてお話しさせていただいた。古い住宅を買ってそれをこの先何十年もの間住み続けていこうと考えるのであれば、それなりに物件選びには注意をしなければいけない。まずは構造の種別、鉄骨造のように比較的長持ちしやすい構造であれば信頼しやすいが、木造の場合は注意が必要だ。鉄骨造ならばなんでも良いかというとそうでもない。昔のセキスイハウスの軽量鉄骨造の家をリフォームしたことがあるのだが、壁の内部結露のせいで鉄骨の柱が錆びてしまいボロボロになっていたのを覚えている。軽量鉄骨の場合肉厚が薄いので、錆が発生すると穴が開くまでにそうそう時間がかからないのだろう。築年数が30年を超える建物の場合には、結露や雨漏りの形跡がないかどうかの調査を十分にした後でないと購入は控えた方が良いと思う。

鉄骨造の住宅をリフォームした事例としては荒川区の住宅がある。この住宅はもともと1階が八百屋さん、2階以上が住宅として利用されていた建築だけれど、構造が鉄骨造だから古くても安心して利用し続けることができる。写真は2階のリビングの様子だ。天井を剥がすことで高い天井高を確保し、開放的な空間を実現している。間仕切りの壁などが少ないのも鉄骨造ならではの特徴である。

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それに対して木造の場合はどうか。やっぱり一つの年代的な目安は昭和56年の新耐震基準以前かどうかではないかと思う。この年数以降であれば絶対に大丈夫という風には思わないけれど、大丈夫な可能性はだいぶ上がるのがこの年だと思う。あとはその住宅が建て売りなのか、それとも丁寧に設計された注文住宅なのかどうかが判断の目安となる。クライアントがいない状態の建売と、週に一回くらいの頻度で現場に顔を出してくれる施主がいる建物とでは当然作り手の丁寧さも変わると思うからだ。さらに判断材料となるのは、メンテナンスの頻度である。人間の体と一緒で、メンテナンスをしてあげれば建物は結構もつものだ。でも健康診断もしないで、暴飲暴食をし続けている人の体に無理がかかるように、雨漏り補修や外壁補修もしないで乱暴に使い続けている建築はやっぱり無理がかかっている。こういう建物は購入してもその後が大変な場合が多い。

中古住宅の購入には、それなりの調査をお勧めする。最終決断の前には専門家に見てもらい、メンテナンスにどれくらいの経費が必要かを把握してから購入することが大切だろう。

午後、OZONよりご紹介いただいたWさんご夫妻とのZOOM初顔合わせ。

夕方、同じくOZONさんよりご紹介されたSさんご夫妻打ち合わせ。夜9時ごろ帰宅。

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