今日は埼玉県さいたま市にて、ご実家で2世帯で同居するために、ご実家のリフォームもしくは建て替えを検討されているKさんご家族打ち合わせ。母屋はまだまだこの先も使うことができる状態なのだけれど、20年ほど前の建物なので断熱性に難がある。大きな窓がたくさん配置されているのだけれどそのずべてが単板ガラスのアルミサッシ、そしておそらく時期的に考えると壁の中に入れられている断熱材もグラスウールの10K厚50mmだと考えられる。現在の断熱性能については、最低でも2013年基準(UA値=0.87)を満たすことが健康上望ましいと考えているが、20年前は1999年の次世代基準で造られているわけなので、だいぶ性能が低くなってしまうことは仕方がないのである。
先ほど最低でも満たしたいと言った性能を実験で調べてみると、2013年基準を満たしている建物では、冬場に体感温度が15度未満になる床面積の割合が概ね30%程度、また冬の最低体感温度が概ね8度を下回らないという結果が出る。ちなみにこれをHEAT20という民間の理想的な断熱基準にしてみると(この場合UA値=0.56)それが20%・10度まで向上するのだが、このUA値の基準はZEH住宅の性能を上回るものなので、かなりの高性能と言える。リフォームで断熱性能を向上させる場合、屋根壁床下の充填されている断熱性能だけでなく、すでについているアルミサッシの性能も上げなければいけないのでなかなか大変だ。サッシの付け替えを行うとなると、外壁を一度全て剥がしての工事となるのでほぼスケルトン状態までの解体をしなければいけないし、そんなことをしたら新築並みの費用がかかるので、通常は2重サッシや障子などを部分的に加えるというような手法を取ることになるのである。
今日は両者の場合の二つのご提案をさせていただいたのだが、次回はそこからさらに修正を加えたプランを見ていただいて判断をしていくという流れになる予定だ。次回の提案が楽しみである。