10時、埼玉県川口市にて設計中のマンションの耐震診断についての打ち合わせ。鉄筋コンクリート造5階建てのマンションの耐震診断をしたら、耐震補強工事ができない程の弱い建物であるとの判定をされてしまったから、この際取り壊して新築のマンションにしたいというご相談を受けたのが始まりである。現地に足を運んでみると築50年とはいうものの、取り壊すのはもったいないと感じる綺麗さである。しかも川口駅にほど近いという好条件である。あまりコストをかけずにリノベーションを施し、若者でも借りやすい価格帯のアーティスト向け賃貸住宅などの構想をたてるにはもってこいの建築なのだ。もしも建て替えてしまえば、よくある新築デザイナーズマンションが登場するわけだけれど、今の川口市にこれ以上新築アパートを作っていかなるものかの疑問を感じていない人はいないであろう。〇〇建託の営業マンには悪いが、もうそんな時代ではないのだ。もちろん利用できないくらいに老朽化している場合は別であるから、調査は必要だ。でも今回の診断の結果、補強をすればこれからも利用できるほどの強度にはなることが分かったのである。これは良い結果である。この方針でクライアントのHさんとの話し合いを進めていこうと思う次第である。