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増井真也日記

プランニングをしていると平面の形状について色々と考える。

2021/06/22

午前中事務所にて雑務。

プランニングをしていると平面の形状について色々と考える。単純な長方形が最も合理的なことは十分わかっているのだけれど、それでもやっぱりこの方がいいんだよなあと変えてしまうことがある。埼玉県の坂戸市に作った庭とつながる家ではL字型の配置計画を採用した。ほぼ平家、一部が2階建ての各部屋は敷地の中右往に配置された庭に面していて、どこにいても庭を意識して過ごすことができるようになっている。リビングには庭に向かって座ったときの正面に薪ストーブを配置しているから、家族は自然に庭の方に向かって座るようになる。「庭とつながる家」とは、視覚的、物理的につながるだけではないつながり、意識的なつながりを大事にしているのである。

家には重心があると良い。重心とは心の集う場とも言える。冬、ストーブに向かって家族の団欒を過ごすとき、まさにここは家の重心と言える。そしてもう一つ家の重心となる場所こそが庭だと思うのだ。庭では色々な野菜を育てたり、花が咲き、木の実が着いたり、まさに生命の息吹きが感じられると共に子供たちが元気に遊ぶ場ともなる。だから家のどこの部分も庭に面するようなプランは例え少々非合理的なL字型のプランとなってしまったとしてもやっぱり素晴らしいと思うのである。

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