埼玉県川口市にある青木の氷川神社さんにて進行中の「古神札納所兼トイレ棟新築工事」の現場が、大工工事を終えて仕上げ工事の段階に入った。
神社の境内に造る建築ということで、地面から湧き出てきたような大らかな大地をイメージさせる平屋の古神札納所兼トイレ棟のボリュームに、大きくて平らな屋根をダイナミックにかける建築とした。約20mの左右に大きく広がる軒裏には杉板を貼り、傾斜を与えた外壁には土壁をイメージした左官仕上げを施している。トイレ棟の内装にはシナ合板にオスモウッドワックス白染という仕上げを採用し、優しいイメージの仕上げとした。屋根の浮遊感を醸し出すために、外壁上部には全周にわたってハイサイドライトを設えている。木製建具やカウンターなどの造作木部には国産材のオニグルミ(ウォルナット)に大工職人の手による丁寧な加工を施し、神社の境内にある付属建築として地域のシンボルとなる建築としてふさわしい意匠を目指している。
竣工まであと2か月ほど、最後までしっかりと進めていきたいと思う。