今日は裏千家埼玉県支部の皆様と一緒に横浜の日帰り小旅行に出かけた。わざわざバスで行くほどの遠方の地でもないのだが、高齢の方もいるということでこのような設えとなったのだろう。8時過ぎにさいたま新都心を出発し、2時間ほどで横浜についた。中華街はまだ人通りもまばらで、休日の賑わいをスタートさせていない。それでも甘栗のお店の前では、二人の女性が僕たちのことを待ち構えていて、目の前まで行くと大きな声で美味しいよ!と呼びかかてくる。こうして中華街らしい本格的な一日が、今日も始まっていくのだろう。僕たちはというと、関羽を祭る中華街の神社のような建物をお参りした。僕自身はまじめにお参りをする気にもならなかったので、由来などが記載されている碑を読んだり建築を見たりして過ごしていたが、他の人たちはまじめにお参りをしているようだ。こういう臨機応変な感じがいかにも日本人である。この建築、実はここの中華街ができてから何度も作り替えられているそうだ。関東大震災、第2次世界大戦、放火・・・そのたびに新しく作り直すことで、この地域で暮らす中国の人たちの心のよりどころを保持しているのだろう。
日本の寺院はどうだろうか。当たり前にそこにあることに慣れてしまい、改めて心のよりどころであるという思いも少なくなっているような気がするけれど、それでももしもある地域にあるお寺さんにもしものことがあれば、きっと再建の声が沸き上がるような気がするわけで、人々の心の安寧を支える対象というのはたとえそれがどんな宗教であったとしても必要であるような気もする。こういうことは自分の国から出て初めて気が付けることであるような気もするが、中華街を歩いているとまるでここが中国のような気がするから中国人のパワーというのは相当のものなのである。
中華街で昼食を済ませると、久々にランドマークタワーの65階にある天空の茶室に出向く。ここでみんなで薄茶をいただき今日のプログラムは終了した。何とも平和でのんびりとした一日であった。