午前中はさんかくの家の契約業務を行った。買主さんのご夫婦と、オーナーさんのTさん、そしてますいいの不動産担当の私の妻での作業である。買主さんはとてもこの家を気に入ってくれて、初めて見に来た後にすぐに購入の申し込みをしてくれた。無事に住宅ローンも組めて、晴れて契約ということになったわけだが、こんなに不動産取引っぽくない取引というのは初めての経験であった。買主さんがこの家を購入した後もなんとなく遊びに来ても許されるような気がするくらいに気さくな買主さんであり、そういう買主さんに買ってもらえることをTさんもとても喜んでいた。契約後にはみんなで当時造った模型を手に記念撮影をした。なんだかすでに家をきっかけに一つのコミュニティーが出来上がったような状態なのである。この家の出来事は、最近の僕にとって最も嬉しいことの一つである。建築の力・・・、そういうものがあるとするならきっとこういうことなんだなあと思うのだ。
下の写真は15年前のプレゼンの時に描いたスケッチと、玄関のハンドルを彫刻刀で造っている15年前の僕である。


今日はスタッフ勉強会ということで、リクシルのショウルームの中にある住まいスタジオなる場所を見学した。このスタジオは気温0度の環境を再現した中に、断熱性能を3段階に分けた家を造り、実際にその家の寒さを体感してもらおうというものである。昭和55年レベルの家、今の性能の家、G2レベルの家のそれぞれの断熱性能を比較してみると、例えば開口部廻りのひんやり感だとか、例えば壁の入隅のひんやり感などに大きな差があることがわかる。G2レベルというのは、断熱等級4よりも高いZEH相当よりもさらに高い断熱レベルなので、まるで魔法瓶のような温かさなのだけれど、これを採用しようとすると現時点では大幅なコストアップになってしまうということなので、断熱材メーカーの価格ダウンに向けた努力が望まれるところだろう。こういうものは多くの場合普及する割合に応じて価格が下がる。初期に採用しようとすれば大きな投資になるが、数年するとそれが当たり前になっていることの類に入る事象だ。現に今の基準ということになっている断熱等級4程度というのも、昔は相当にコストアップにつながってしまう断熱性能だったのである。だからこそ今の時代にコストパフォーマンスが最も良いものの性能を上げていくという業界全体の努力が必要なのだと思う。
終了後は大久保駅の近くのネパール料理屋さんにて懇親会。この界隈のネパール料理屋さんは本格的なダルバートを提供してくれるということで楽しみに来た。20時ごろまで楽しく過ごし帰宅。