11時、東京都文京区にて進行中のKさんの家の上棟式に参加。大工さんの川浦さんと担当の渡邊君、妻の美香と一緒に4名で参加させていただいた。まだ工事中ということで現場の2階のリビングスペースに材料の合間を縫うように祭壇を置き、近所の根津神社からいらした神主さんお二人の進行によって厳かに執り行われた。上棟式を神主さんまで呼んでやることは珍しいケースである。地鎮祭は大概行うけれど、上棟式は昼食会のごときスタイルで終わらせてしまうことのほうが圧倒的に多いのだが、やはり神事たるもの本来はこのようにやるべきなのかもしれない。終了後はご夫妻と一緒に昼食会である。しばし楽しいひと時を過ごさせていただいた。
夕方、数年前に造った蕨の家にて猫のための木柵工事の見積もり提出。バルコニーで猫が自由に遊ぶことができるようにするためのフレームを造ってほしいというオーダーである。家を造った後からさらにその家を楽しんでもらうための改造計画を相談されることは多い。家というものは造ったときが終わりではなく、むしろそこから始まるものである。当初の設計で7年も先のことまですべてが見通せるはずもなく、予想外に猫という新たな同居人が現れることもある。住宅設計というのはそいう変化に合わせて自由に造り変えながらフレキシブルに対応できるように考えるべきであるのだ。