今日は夕方より茶道稽古。8月の稽古は茶箱である。本当であれば月・花のお点前を行うはずだったのだけれど、少々夜も遅くなってしまったので今夜は月のお点前だけをすることに。月点前では器据という4連の薄板を最大限に活用し、ウグイスと呼ばれるU字型の金物を用いているなど独特の趣がある。その分点前の手順も多く、一度経験したくらいではなかなかすべてを記憶することは出来そうもない。4連の板はパタパタと折りたたむことが出来るように作られていて、折りたたんでしまうと茶箱の平面積と同じ大きさになるので持ち運びがしやすいように考えられている。稽古ではいつもと同じ部屋の中で行ってはいるものの、基本的には座敷の中でのお手目というよりも野点のようなシチュエーションに合わせたお点前なのであろう。月に3回の稽古にすべて出ることが出来れば茶箱の6点前をすべて8月に行うことが出来るのよ、と言われてはいたものの結果は「卯の花」「和敬」「雪・月」の4点前であった。来年こそはと思い続けて早10年・・・、6種を完終できるのはいつのことやらである。
夜、カヌーのカタログを眺める。夏季休暇中に目覚めてしまったアウトドアの趣味をどうしても忘れることが出来ない。もともとキャンプなどの遊びが好きだったのだが、いつの間にか遠ざかっていた。大学時代にはアラスカのデナリ国立公園でキャンプをしたり、レンタカーでキャンプ場を渡り歩きながら釣りをしてサケをさばいて料理をしたりの遊びをしたものだ。たった一日のカヌーだったけれど、なんとなくその頃の自由さを思い出した。
昔好きだった写真家に星野道夫という人がいた。彼はアラスカに暮し、野生動物の写真を撮影することを生業としていたのだが、44歳の若さで亡くなられた。確か若いころにアラスカにあこがれ移住をして、それ以来グリズリーの写真などを撮影し、写真集も沢山出していたことを記憶している。大学時代にあこがれていた写真家だが、僕もいつのまにかその年になった。彼が無くなったのが1996年8月で場所はカムチャッカ半島、今思うとちょうどその時大学4年生だった僕はアラスカにいたことになる。なぜだかそんなことに今頃気が付いた。
これもコロナの影響である。でも僕にとってはちょっと良い影響のような気もする。来月予約をしている川下りが楽しかったらちょっと本格的に始めてみようと思う。