午前中、埼玉県上尾市にて設計中のHさんの家の打ち合わせ。開発の申請作業を終え、久しぶりの設計打ち合わせである。今日は1/50の模型を作成してのプレゼンテーションを行った。この段階では特に開口部の検討や全体のプロポーションの確認を行うようにしている。開口部に関しても大体決定することができたので立面図や展開図の作成に移行していこうと思う。
昨年末に家を建てた。今の本社から数えて3軒目の家である。自分の家を造るというのはなかなか難しいのだけれど、今回の家はモデルルームとして家づくりの参考にお見せするつもりで造った住宅であるので少々理屈っぽく造られているかもしれない。
この住宅は1階が鉄筋コンクリート造、2階3階がRC造という造りだ。なぜ鉄筋コンクリート造を採用したかというと、僕が住んでいる川口市という町は荒川氾濫時の想定水深が4mとも5mとも言われている地域であるからである。1階が鉄筋コンクリート造という事は、GLから約3mがコンクリートという事になるので、ある程度の水害までは耐えることが出来る。つまりは自宅避難を可能にする目的でこのような構造を採用したわけだ。
東日本大震災の時の津波の映像を見ていると、鉄筋コンクリート造の建物だけが残っている様子を見ることがある。あのような激流の中で建てることが出来るのはやはりコンクリート造であろう。家というのはそこで暮らす人の命を守るための物であるというのが第1義的な定義であるのは自明の理であるからこそ、水害想定域での住宅建築に当たってはコンクリートと木造の混構造の可能性を追求するべきだと思うのである。