ホーム 増井真也日記 栃木県の那珂川下りの3回目である。

増井真也日記

栃木県の那珂川下りの3回目である。

2020/10/04

今日は栃木県の那珂川下りの3回目である。レクリエーションカヤックで初の体験をした後に、ハイブリッドタイプと呼ばれるカヤックを経て、ついにリバーカヤックに初挑戦することになった。これまで乗っていた物と比べるとだいぶ小さく感じる。長さは2mほどしかないだろう。リバーカヤックというのは川下り用に開発されたカヤックで、小回りが利いて自分の思い通りに動かすことが出来るので、ホワイトウォーターと呼ばれるいわゆる激流下りなどもできるタイプのものを指す。今回乗ったのは、ダガーのリワインドMD、フラットボトムで安定性があるタイプである。

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何となく始めたカヤックによる川下り。毎週のように栃木県の那珂川に来ていると、自然の中で過ごす心地よさが病みつきになる。那珂川の太平洋側には八溝山地という低い山々が連なっていて、そこでは良質な杉材が育てられている。最も高い山は標高1022mの八溝山、この八溝山系で伐採された材木は「八溝材」といい、国産材の八溝杉はその一つである。素性がよく狂いにくく、木目が美しい、赤身の色が美しい、曲げに強いといった点から、関東きっての良材として、木材業界では高い評価を受けている。ますいいでもこの山系のスギ材を柱として使用しているし、今後の家づくりでは梁材もこの八溝杉を使用していく予定である。

山の豊かさが川を通じて、海に恩恵をもたらすことは広く知られている。山の樹木から落ちた葉や、森の土壌に含まれる多くのミネラルをはじめとする様々な物質が雨水や地下水に溶け込み、河川を通じて海洋に運ばれ、植物性プランクトンを大発生させて、それが貝類や動物性プランクトンの餌となり、やがて小型魚、大型魚と食物連鎖が進んでゆくのだ。「海を豊かにしているのは山の森」なのである。その山を整備するにはやはり人手が必要だ。山を整備すてくれる人々、つまり林業に関わる人が暮らしていくためには、その山でとれる木を売らなければいけない。地域の山を育てる人、地域の山の木で家をつくる人、地域の山の木で作った家に暮らす人、こういう関係性が成立する事こそが僕たちの暮らす自然を守ることにつながるのである。

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川下りのベースキャンプの近くには石畑の棚田というところがある。ここでは平成12年から、地元農家7名が集まり、棚田の再生と保全を目的に、入郷棚田保全協議会を結成し、現在は、毎年50~60組のオーナーと11戸の地元農家が活動しているそうだ。
・・・以下茂木町HPより
石畑の棚田について
日本の棚田百選にも選ばれている当地区。
年会費3万円で、棚田のオーナーになれます。
田植え、草刈り、稲刈りなど、年間を通じた農作業に参加していただきます。
地元の農産物のお土産付きです。

●棚田の特色
中山間地の谷津田が棚田を形成
面積 2.4ha 田の枚数 180枚
・・・・・・・
人口約1万人の過疎の進む町でもこうして豊かな自然を守る活動を行っている。最近毎日のように隈による被害が報告されているが、人は厳しい自然と調和しながら、そして時には川の流れを変えるがごとき力業を使いつつ、人が生きていくことが出来る状況を作ってきたのである。家づくりとは人が暮らす場を作ること、だからこそそこで使う材料も僕たちや子供たちが暮らす未来につながるように考えながらセレクトしていきたいと思うのである。

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