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増井真也日記

東京芸術大学の小林先生打ち合わせ。

2020/12/10

13時、東京芸術大学の小林先生打ち合わせ。埼玉県川口市にあるSさんの家を登録文化財に申請しようというプロジェクトである。登録文化財というのは、国が指定する重要文化財にはしないけれど、でもその地域の景観形成に十分価値があるよねとか、もう一度造ることがとっても難しいよねとかの理由で、壊してしまうことは地域にとっての損害であると認められた建築物をリストに記載して、いざ改修工事をして利用するというようなときには適正なアドバイスを頂くことが出来るという制度である。(だいぶ簡単に説明はしているけれど)50年以上の築年数が条件なので、僕の会社の建物だってあと30年すれば登録文化財にすることが出来ると思う、そういう簡易的なところが良い。日本には文化財がたったの4000棟くらいしかないそうだけれど、英仏といった建築文化先進国では何百万棟もある・・・それが現実である。僕たちが住む街並みを少しでも良い街に使用と思えば思うほどに、古い建築物は大切にしなければいけない。だって新しく建てた建物を、すぐに50年の味わいを持つようにアレンジすることなど不可能なのだ。

18時、川口裏路地実行委員会のメンバーが集まって、Sさんの家についてのレクチャーを行った。もちろん講師はSさんである。約30分ほどのレクチャーだったが江戸時代から続くSさんの家の様々な事情について知ることが出来た。これはまさに街の歴史である。こういう歴史観が新しい街と融合してこそ、その街ならではの魅力となっていくのである。

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