午前中モキ製作所の坂本さん来社。2月にストーブを設置したことがご縁でますいいでもモキ製作所の薪ストーブを販売することが出来るようになった。
僕は住宅には重心があると良いと思う。重心というのは何かというと、どこにいても家族みんなの意識が向かう場所とでも表現するのが良いだろうか。多くの家ではこの重心にテレビがあるのだけれど、それだとやっぱりなんか物足りないわけだ。僕はそこにストーブがあると良いと考えている。人間は本能的に火に集まる生き物なのだ。炎を見ていると、何となく心や安らぐ。語らいの口調も和らいでくる。時がたつのも忘れて生まれるひと時、それこそ本当の家族の団欒と呼ぶべきものだと思うのだ。
ストーブを入れるかどうかは初めに決めた方が良い。ストーブにふさわしい場所を設計するにはやはり初めから決まっていた方がやりやすい。ストーブには薪ストーブとペレットストーブの2種類がある。薪が手に入るのであればもちろん薪ストーブの方が良いのだが、その入手が難しいなどの理由があればペレットでも同じような雰囲気は味わえる。薪ストーブに決定したら、次は機種の選定だ。輸入品の場合は鋳物製であることが多く、国産の場合は板金で造られていることが多い。これはストーブの文化の違いだと思う。
モキ製作所の様にスギやヒノキ竹といった日本で手に入りやすい樹種を燃やすことを前提として制作しているものもある。これはどのような樹種の薪が手に入りやすいかという問題と関連してくるが、もしも近所の山で薪を手に入れるなどというのであれば針葉樹の方が手に入りやすいかもしれない。ますいいでは建材の廃材を薪に使用しているので圧倒的に針葉樹の方が多くなるわけだ。
機種を決めたら煙突の出し方を決める。煙突の位置は機種によって異なるので決まったらストーブの図面を入手する。煙突は2年に一度くらいは掃除をしなければいけないので、屋根に上りやすいような設計をしておく方が後々の為である。あまりに急こう配で屋根の上に立つことが出来ないというような設計は避けるべきであると思う。
ペレットストーブの場合煙突というよりは、排気ガスを出すための管を壁から出すことになる。これは煙突ではないので、屋根の上まで上げるような工事は必要ない。こちらも定期的な清掃の為にテラスなどから手が届くところに設置することをお勧めする。これで僕が好きな家づくりの為のストーブを自分で販売することが出来るようになった。もちろんますいいの事務所でも実際に体験できるので是非ご覧いただきたいと思う。ちなみに上に載っているのはスノーピークのパーコレーターだ。これで入れたコーヒーが僕はとても好きだ。
