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増井真也日記

夕方、新人大工の石井君来社。

2021/04/12

夕方、新人大工の石井君来社。ますいいには5人の大工さんが家づくりをしてくれているのだが、ついに全くの初心者の大工さんが登場しそうだ。石井君は21歳、小さいころから大工さんにあこがれていたこともあって、大工さんになりたいと思ったそうだ。僕は大工ではないから石井君に技術を教えてあげることはできないけれど、ますいいにいる大工さん達なら教えてあげることが出来る。だから石井君を採用することにしたわけである。

僕が自社大工さんの組織作りを行い始めたのは5年程前からである。それまでは手間請け大工さんに大工工事を発注していたが、そうすると職人さんたちは手間の請負会社の社長さんに天引きされたお金しかもらうことが出来ない事になる。請負会社の社長さんたちの言い分も解る。だって毎日の仕事を保証したり、車などの経費の分を指し引くことは当然だからだ。本当にその分だけの差し引きだったら良いのであるが、でも本当にそれだけかどうかが問題なのだ。また、短期的な利益追求の姿勢は効率重視の物づくりを推進する事になる。そうするとどうしても既製品の取り付けだけをするような人が増えてくることになる。無垢材なんて・・・、こういう発言をする大工さんを見ると僕はちょっと悲しくなる。だって自分自身で自分の価値を下げているのだ。そしてそういう親方がいる工務店にいたら、弟子だってそういう考え方になってしまうだろう。

大工さんを育てたい、この夢を果たす初めの一人になってくれるかもしれない青年に大いに期待したいと思う。そして出来る限りのことはしてみようと思う。実際にものを造る人を一人でも豊かにすることは、良いものを造ることにきっとつながると思うのだ。

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