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増井真也日記

Oさんの家では、健康住宅「森の生活」仕様での家づくり

2021/05/10

午前中、埼玉県川口市にて進行中のOさんの家の現場管理。Oさんの家では、健康住宅「森の生活」仕様での家づくりを行っている。

「森の生活」とはヘンリーデイビッドソローの著書からとった名前だが、今の環境破壊のなかで家を造るのならば、こういう家を造らなければいけないのではないかという思いでつけさせていただいた。ソローが産業革命の中で2年間にわたる自給自足の暮らしを行い、その日記を著書に記したときの状況とは異なるものの、そのころから同じような意識は人間の中にあったともいえる。

この住宅、具体的には以下のようなコンセプトのもとで行う家づくりである。
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自然素材
地産地消の考えで地域の自然素材を活用する
木:北関東で採れる杉や檜を使用
土:内装仕上げに漆喰を使用
石:大谷石などの関東で採れる石を使用
紙:地元で漉いた和紙を壁紙などに使用

健康配慮
住まい手とかかる職人の健康を害する部材を使わない
(合板、ベニヤ、ビニルクロス、新建材、サイディングを使用しない)

環境負荷
廃棄時の環境負荷を考慮した部材を使用する

空気環境
室内空気環境を測定する
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1.外壁(左官系仕上げの推奨)
1-1 モルタル通気工法
■透湿防水紙(デュポンタイベック)+通気胴縁(杉)+ラス下地杉+ベースモルタル
B 15mm
※耐力は筋交いで取る

2.屋根(ガルバリウム鋼板)
■垂木(杉・ひのき)+野地板(杉15㎜)+ガルバリウム鋼板
■軒の出は450㎜以上。

3.床(ベニヤ下地不採用)
■根太(杉)@303+無垢フローリング30㎜

4.断熱(グラスウール不使用)
■床下   ウールブレス
■壁・天井 ウールブレス

5.構造材(国産材)
土台  桧(北関東の地場産材、栃木・茨城県)
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今日は左官屋さんが漆喰を塗っているところである。勾配のついた天井の漆喰塗はなかなか難しい作業だ。材料は村樫の漆喰、これまた栃木県佐野市で造られている地元の素材だ。とても手間暇をかけて作っているけれど、この住宅の中に入るとその空気のきれいさに驚かされる。工事中の建材から出るいろいろなにおいとか目が染みるような感覚がが全くないのだ。お嬢さんのアトピーが良くなるように・・・、そんな願いを込めて作らせて頂いているのだけれど出来上がるのが本当に楽しみな住宅である。

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