ホーム 増井真也日記 家族の団欒を生み出すストーブを家の重心に置く

増井真也日記

家族の団欒を生み出すストーブを家の重心に置く

2022/10/18

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
住宅の設計をするときにはいつもその家の重心をどこに置くかを考えるようにしている。若い頃にはマンション暮らしをしていたこともあるのだけれど、マンションと一戸建ての大きな違いはこの重心と呼ばれるような場所があるかどうかのような気がするからである。重心とは何かというと、家族が集待ったときにそこに向かって座る場所だったり、いつもどこかで意識をする方向だったり、みんなが気にかけているところだったりする。この写真の家では庭いじりが大好きなお二人の暮らしの全てを庭に対して開くとともに、家の中でも庭の方向に薪ストーブを配置することで意識の方向性を整えている。ストーブの横には開口を配し、窓の向こうに庭が見えるようにした。家の重心にテレビが来てしまうことが多いけれど、ここにストーブの火があると心にとても良いと思う。火というのは見ているととても癒される。ワインなんかがあったら本当に最高のひとときを作り出してくれるし、子供たちもとても喜んでくれる。家族の団欒を生み出すストーブを家の重心に置く設計をこれからも続けていきたいと思う。

TOP▲