都心から40分ほどの閑静な住宅街に建つ家です。敷地は旗竿型で、路地の長さはなんと25m。長い路地はまるで参道で、その路地を抜けると、落ち着いた南側の大きな庭に行き着きます。
シンプルな外観を眺めながらに中に入ると、家の中心には、ラワンで出来たまるでオブジェのような階段が目に入ります。階段でリビング・ダイニングが区切られ、その階段はキッチンから使える収納になっています。まさに用と美が一体となった階段です。
どの部屋からもアプローチできる階段を登れば、2階の窓からは先程通った路地や周辺の木々が良く見えます。どこにいても家の中心が感じられ、外部空間の豊かさが家の中に入り込んで来る住宅となりました。これから手入れをされていく外部空間と、共生していく住宅になるのではないかと思います。。