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増井真也日記

古民家再生

2022/05/30

埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅・古民家再生を行っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
今日は埼玉県蕨市にあるSさんの家の古民家再生調査を行った。Sさんの家は築90年が経つ古民家である。古民家の再生にあたっては、まず現地の入念な調査が必要ということで、約600項目の調査項目に従って劣化などに関する調査を行った。それにしても90年前の家づくりと今の家づくりでは、構造体などが全く違うから面白い。土台は地面の埋め込まれた大谷石の上に乗せてあるだけだし、束石はただの自然石、しかも隙間には適当な楔が打たれているだけだ。今の耐震技術などに比べたら比較にならないのだけれど、でもこれで90年もったのだから昔の技術はすごいのである。写真の柱の横にある黄色い筋はシロアリの被害だ。すでに薬剤処理されていたが、梁や柱はだいぶ傷んでしまっていた。こういう部分は交換するにしても、小屋裏の見事な梁を荒鷲にした様子は今から想像するだけでもワクワクするのである。

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