琉球土間の家

作品紹介

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住んでてワクワクするような家がほしい、施主は決まりきった家のイメージはなく海をイメージした写真を3枚ほど渡された。施主は毎年夏を家族で沖縄の阿嘉島で過ごす。その澄み切った大自然を家の中に取り込みたいとのこと。 計画地は埼玉県川口市。どこにでもあるような郊外の住宅地で、その環境は阿嘉島とは似ても似つかない、そこに施主の望むイメージと住環境をどう造り出すかが設計のポイントとなった。 住宅街ゆえの必要最低限のプライバシーと、家のイメージに必要不可欠な開放性、この相反する要素を同時に満たす機能として、沖縄の現地で採掘される琉球石灰岩を床に敷き詰めた土間空間を、全面道路側いっぱいに設けた。日に照らされる中間領域の土間空間に面し、街と適度な距離をとることで開放性、プライバシー同時にを獲得することができた。 また吹き抜けとなる土間空間は、室内環境を調整する場所になる。夏は快適な風を各部屋に届けながらも、家の排熱を行うルートになり、冬は日の降り注ぐ土間空間が蓄熱層になりぽかぽかと暖かい。 土間空間という家の中心のしつらえが、自然の美を造り出しながら、住宅の用を満たすことを可能にしたと思っている

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名 称 琉球土間の家
所在地 埼玉県川口市藤兵衛新田
竣 工 2012年7月
設 計 ますいいリビングカンパニー
施 工 ますいいリビングカンパニー
構 造 木造2階建て
屋 根 ガルバリウム鋼板
外 壁 ガルバリウム鋼板
開口部 アルミサッシ
壁・天井 石灰クリーム・杉・ラワン
パインフローリング・琉球石灰岩