午後1時、川口市役所にて「市内中小企業の新たな発展モデルを目指す交流会」の準備委員会に参加。なんだかたいそうな名前がつけられているのだが、僕が参加しているグループはDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した企業発展の可能性みたいな話を考える会である。
そういえば先日オリイ研究所について調べていたのだが、オリイ研究所のオリヒメというロボットは人の孤独を解消するために開発されているということであった。なんでも創業者の若い頃の不登校経験の中から、孤独を解消するためにはロボットが役に夏だろうという考えで開発を始めたということなのだけれど、6月からは東京都の日本橋で障害のあるかたがたが遠隔操作で自分のコピーロボットを操ることで運営されているカフェの実験創業が始まったというからまた驚いた。人が動く代わりにロボットが動く、そんなことが実現しようとしているのである。
僕は工務店機能を兼ね備える建築家である。DXのようなものは例えば現場管理の効率化とかの範囲での導入はできるので、すでに検討はしているのだけれど、根幹となる仕事、つまりは設計のさまざまな検討と決定の部分はまだまだ経験に基づく人の判断が必要となる部分であろう。医師の診断や治療方針の検討ではすでにAIが導入されていると聞くが、この事例では、世界の論文を比較検討し最適な治療方法をセレクトする能力は人間を遥かに超えるという結果が出ているようだ。人の命を左右するジャッジで成功している技術ならば、家づくりのような分野でもいずれは多くの部分にAIが入り込んでくるのだと思う。さてさてそうしたら一体僕は何をやるのやら、その時は古い建築のリノベーションのようなとても手間のかかる設計やまちづくりのようなコミュニケーションを形成することを求められるお仕事、はたまたDIYのようにクライアントと一緒に家を作ることや、伝統的な動きの伴う茶室の設計の如きなんだか機械にはできそうもないことをやる事としようと思う。というよりもすでに僕はそういうことをやっているわけなのだけれど、これは考えようによってはすでにAIのやらない部分に自分が歩み寄っているのかもしれないとも思うのである。