埼玉県川口市にて工務店機能を兼ね備える建築家として、自然素材を大切にしたデザインで注文住宅を造っています。(分室 東京都町田市・群馬県高崎市)
以前、スペインのバルセロナに行ったときにサクラダファミリアの尖塔に登った。この教会は初代建築家フランシスコ・ビリャールが無償で設計を引き受け、その後を引き継いで2代目建築家に就任したガウディーが今の姿を設計した。いつ完成するかわからないと言われていた建築、スケッチに基づいて多くの人が魂を捧げて作り続けている建築であった。尖塔を登っていてもあちらこちらで工事中、それもまるで彫刻を制作しているかのような様相である。技術の進歩により2026年に完成するということであるが、こういう建築は完成しない方が良いような気もした。IT技術が進歩し、昔のようなある特定の空間が力を持つことが出来ない時代に建築が特別な力を持つとしたら、それを作るという行為の中にあるような気がする。そしてこの感覚は、自分の家を自分で作るという住宅のセルフビルドにも通じるものであると思うのである。
