10時過ぎ、東京都台東区にて新築住宅を検討中のMさんご夫妻打ち合わせ。今日は土地の購入を決めてからの1回目の打ち合わせということで、家づくりに対するご要望などのヒアリングを改めて行った。敷地は3方を建物に囲まれている土地である。浅草という場所柄、建物同士も接近していて光が差し込むのは道路側しか望めない土地だ。もちろん空に対しては開いているので、少々高さを高くするなどの工夫や、吹き抜けなどを設けて光を拡散させるなどの手法も取り入れなければいけない。奥様は子育てがひと段落するくらいの将来、ここでカフェをやりたいと考えている。カフェをやるということは、保健所の定める決まりをクリアできるように設計を行わないといけないわけで、この点に対しても配慮が必要だ。
下の写真は昨年行った住宅のリノベーションである。古い木造住宅をカフェにリノベーションしたのだけれど、すべてを新しくしてしまうのではなくて昔ながらの和風住宅が持つ柔らかさを生かしながらの設計とした。クライアントは女性で、今後の人生の豊かさの一つとしてカフェを営むという。商売というよりは、暮らしのスタイルの一つという感覚、ちょうどベニシアさんのような感じだろう。女性の持つこうした柔軟さはすごいと思う。何歳になっても自分の夢を抱き、自分らしい暮らしを実現する行動を止めないというのは、男性よりも女性のほうが得意とするところなのではないかと思うのだ。カフェのある暮らし・・・、それは自分らしさを外部に対して表現しながら、外部と柔らかくつながる暮らし方なのかもしれない。
