朝礼終了後、事務所にて雑務。
11時ごろ、埼玉県蕨市にて進行中のHさんの家の現場確認。この現場は築30年ほどの鉄骨3階建ての住宅で、残念ながらすでに亡くなってしまったけれど佐賀和光さんという湘南の建築家が設計をした建物である。佐賀さんという方は光と風を設計のテーマにしていたというが、この現場もたくさんのトップライトがあり、ガラスの屋上棟屋があり、階段室を通して屋上まで煙突のように風の通り道があったりと、まさに佐賀先生の設計理念が表現されている建築となっている。今回はこうしたガラス部分の補修や防水処理、外壁のガルバリウム鋼板の再塗装や、ウッドデッキの作り直しなどを行っているのだけれど、随所に現れる佐賀先生の思いをなんとなく感じながら作業工程や手法を考えているのは、とても心地の良い仕事である。建築は思いが無ければただの箱だ。住宅など本来は雨風がしのげて、それなりの性能があればよいわけで、それでも一つの建築に魂をかけて設計をするのは、こうしたほうがより気持ちが良いよというような思いがあるからである。リフォームの仕事をしていると、こういう思いのある建築に出会うことがある。そして、そういう時、僕はとても幸せな気分になるのである。
14時、國井さんと池田さん、田村・田部井・柳沢の3名、そして僕でますいいの住宅における詳細部分の標準納まり図集に関する打ち合わせを行う。18時ごろまで。