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増井真也日記

気配をデザインする

2022/03/23

窓辺に座って外を眺めるのが好きな人は多いだろう。ともすると隣の家の人と目が合ってしまうところが都会の住宅の困ったところなのだけれど、まあそんな変化も窓がなければ感じることができないわけだから、窓のというのはとても大切な存在であると思う。窓からは色々な光が入ってくる。直射日光だけではなくて、北側の窓から入り込む安定した反射光もまた魅力の一つだと思う。緑が見えたりのご馳走があればなお良しだ。

僕の家の北側の窓はとても大きい。アルミサッシだけれど内側に木製の飾り枠を設ることで木製建具の如き感じとなっている。家の玄関に向かう路地の一番奥にある窓だから、家族が帰ってくるとその気配が伝わってくるのも良い。窓の設計をすることは、ただ単に壁に穴を開けることではない。その家の暮らしの中で感じる、家の内外双方の気配をデザインすることだと思う。

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