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増井真也日記

アイデア、そしてアイデア

2022/03/17

埼玉県川口市で設計中のNさんの家の擁壁工事についてのスタディー。このプロジェクトでは、道路より1200mmほど下にある敷地地盤に擁壁を作って嵩上げする予定だ。川口市という場所は元々低地であるので地盤は悪い。地盤の悪いところに擁壁を作るとなれば、それなりの地盤改良が必要となる。構造設計者との協議では平米あたり5.5トンの地耐力が必要だということだけれど、ギリギリでの施工は地盤の沈下が心配なので7トンの地耐力を実現することができる改良方法を検討することにした。

この擁壁は現場打ちコンクリート擁壁である。既製品の擁壁を並べるだけの工法もあるがこちらは必要とされる地耐力が現場打ちの場合よりも大きくなってしまう。現場打ちということは敷地の外での作業が必要となるので、隣地の許可を得たり駐車場の車を移動していただいたりの調整が必要となる。それがもし叶わない場合には、やっぱり既製品擁壁をうまく利用することも考えなければいけないかもしれない。下のスケッチは直接7トンの地耐力が出せない場合のアイデアだ。擁壁の下に幅広のスラブを作りう、そのスラブを7トンの地盤で支えることでその上に置かれた既製品擁壁の傾きを抑えようという考えだ。これはこれで二つのコンクリート塊をいかに固定するかの工夫も必要となってしまうのでもしもの時の第2案としてとっておくことにしよう。

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